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オステオパシーとは

オステオパシーとは、アメリカ人のA.T.Still医師によって公表された、自然治癒力を活かすことを目的とした自然医学です。
欧米では社会的認知度も高く、アメリカではD.O.(ドクター・オブ・オステオパシー)の資格を持つと手術や投薬などの医療行為が許可されています。

このオステオパシーの特徴は、体を一つのシステム(組織)として考えること。また、ボディー、ハート、マインドの調和を取れている状態を健康と考えています。

物理的外傷、精神的外傷、生活習慣など身体への有害な影響が、その人の自然治癒力を上回った場合、体が正常な状態に戻れなくなります。その結果、病気や痛みなど様々な症状が引きおこされると考えられています。

オステオパシーで考える医学には以下の4つの原則があります。

  1. 身体は1つの単位である、一人の人間とは、身体、心、および精神の単位である。
  2. 身体は自己調節、自己治療、健康維持能力を持つ。
  3. 構造と機能は相互に関与し合っている。
  4. 合理的な治療は、身体の調和、自己調節、及び構造と機能の相互関係の基礎的原理に基づいている。

オステオパシーでの施術は、症状のある部位ではなく、筋肉、骨、臓器、血管、神経、免疫系などを全体的に捉えます。そして、健康から逸脱した原因を探し出し、施術を行います。施術により、各部分が秩序正しく機能させることで、ボディー、ハート、マインドのバランスを調和し、健康体へ導くことを目的としています。

オステオパシーは手技をもとに施術を行いますが、その手技自体の名前ではなく、オステオパシー医学という一つの医療哲学のことを指すのです。

【オステオパシーの歴史】

1874年にアメリカの医師A.T.Still博士により創始されました。

A.T.Still博士は、自身の子供3人を当時流行していた髄膜炎により失うという悲劇に合いました。また、髄膜炎の流行の中、亡くなる人もいれば、医療を受けずに助かる人がいるという真実には理由があると考えました。そこから薬を使わずに手技により自然治癒力を取り戻すオステオパシー医療哲学を考え出しました。

オステオパシーの言葉の意味はギリシャ語の「Osteon(骨)」と「Pathos(病理・療法)」という2つの言葉を語源とした造語で、「骨の性質を利用した治療法」という意味を持ちます。

日本では大正期の文献にオステオパシーという言葉が出ています。

100年以上も前に創始された治療法ではありますが、今もなお、世界各国のオステオパシー大学の関係者および臨床家により進化を続けている医療哲学です。

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